4ナンバーの軽貨物車。
当然のように窓は手回しだ。
そこで!「社外品 後付けパワーウィンドウ キット」なるものが売られていた。
某オークションでG千ぐらいで落札。
上の画像では判りにくいけど、以外とモーター部分が大きかった。
では早速内張りを外す事に。
ミニキャブの内張りはドア肘あて(×2)、ドアレバー(×1)
の3つのネジで止まってる。
ドアレバーのネジを外した後、レバー内側のカバーを車の前進方向にスライドするようにずらして外す。
忘れてはイケないのが、窓のグルグル?レバーだ。
微妙に厄介だった。
このようにピンで止まってるので、内張りとグルグルレバーの間に内張り剥がしとかマイナスドライバーとか突っ込んでピンの押すようにして外す。ピンがどこかへ飛んでいかないように気をつけて。
上6、下4、中段前後2ずつ。全部で14個のツメで止まっている。
中古車だが、どうやら一度も内張りは剥がしてないようだ。
綺麗な状態でビニールが付いてる。
淵の黒いネバネバがなんとも言えない粘着性で皮膚に付くと洗っても取れにくので注意。
外したドアグルグルレバーのギア部分にアダプターを付ける。
すべての車種に合うようにたくさん用意されている。
しかしピッタリ合うアダプターはひとつしか無いので迷うことなく選べる。
アダプターが選べたら電動ギア用のアダプターを更に被せる。
アダプターを付けたイメージはこんな感じ。
本来はグルグルレバーで回す場所だった位置に青いアダプターが付いている。
次に取り掛かるのはモーター部分 にステーを付け、ドアに固定する作業。
付属のステーのタップネジ穴が小さいので、まずネジ山作りがてらの取り付けになる。
モーター部分にステーを取り付けたら、ドア本体に固定する。
ステーの穴にショックアブソーバー的なパッキンをはめる。
取り付けられそうなスペースを探す。ドアに元から開いてる穴があれば良いが、
ステー取り付け位置に無い場合はドリルで穴を開ける。
ちょうどドアの下の方に四角い穴がステー位置にあったので、 ボルトで固定。
ステー2つなのでちょっと弱そうだけど、まぁいけるか。
モーター部分がドアが降りてきた時に干渉しないか確かめる。
実際少し干渉したので、ステーを内側にちょっと曲げて干渉しないようにした。
画像が助手席側に代わってるので、ちょっと見づらいかも知れないけど、
これは、モーターからワイヤーを通って駆動しているギア側のステー固定場面。
この部分がギアを咬み合って窓が開閉するのだ。
運転席側、助手席側ともステーの固定位置にネジ穴が無かったので、
ドリルでネジ穴を開ける。
窓ガラスは当然避けて作業しないといけません。
装置そのものの取り付けが完了したので、次は配線だ。
ドアから本体への配線は繋ぎ目にある蛇腹状グロメットを通す。
だが、これが思いのほかカツカツなので結構大変だった。
針金通しで呼び込んで車本体側に出す。
運転席側から助手席の窓を開け閉めする為に助手席側に今度は本体からドア側に配線を施すのだ。
ちなみに元々付属していたハーネスのコネクタは端子どうしが干渉してショートする可能性がある。
というわけで、端子が干渉しないコネクタに変更。
以前電気工作にハマってた時期があっていろいろ部品が家にあったので良かった。
さぁ、電源確保だ。電源取りテスターでACC電源を探すが、、、。
あれ?無いのかな???
結局ハッキリ「ACCはこれ!」という具合には見つけられなかったので、カツカツのドアグロメットから本体に電源用の配線とついでに将来スピーカーを設置する為のスピーカー線をこの際引き込んだ。
マジでカツカツだった、、、。
ステアリングカバーを外し、ACC電源を取る。ここのは線が太くて判り安かった。
ちょっと休憩。
実は学生の頃、車のハーネスを組むバイトをやった事がある。
今になって役立つとは思わなかった。人間何でもやっておくべきだ。
電源も確保して動作確認も完了。もう終盤です。
配線の取り回しをする。これが自分的には重要。いかにこじんまりとまとめるか。
内張りのビニールを元に戻す。
あとは内張りを付けて終了、、と言いたいところだが。
スイッチを付けないと動かんがな。
付属の型紙でマーキングし、取り付けたい位置に配線用の穴を開ける。
ドアレバーの下に付けることにしました。
白地の窓の図形の部分が点灯するので、夜でもスイッチの場所がすぐ分かります。
内張りを戻したらこんな感じ。
青い部分がグルグルレバーの名残、あれの内側にワイヤーギアが固定されてモーターで回ります。
助手席側はスイッチ一つです。同じようにスチッチ部分は点灯します。
名残の青いギア部分は付属の目隠しキャップで塞ぐ事ができるけど、もし可動しなくなった時は付属の手回しレバーがあるので、それを使用できるように塞がないでおきます。まぁ、そのうち塞ぎます。
(感想)
まさか後付けパワーウィンドウキットなるものが存在してるとは思ってなかったので、取り付けられて良かった。
軽自動車なので狭いから助手席まで手は伸ばせるし手回しでもなんとかなるけど、やっぱりとっさに両方できる方が良い。
以上、「後付けパワーウィンドウ」終了。